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zoom RSS パンク以降のロックの歴史(メモ)00年代

<<   作成日時 : 2010/06/30 02:51   >>

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・00年代のロック・・・ムーブメントは「村」化している?

ふう・・・ようやく00年代。もうストロークスから10年経った。今は10年代だもんなあ。
だから00年代のロックも、自分が分かる範囲でメモっておくことにする。


・ロックンロールリバイバル

00年になると、昔のロックンロールや、ガレージロックと呼ばれた古臭いサウンドへ回帰するバンドが全世界的に現われる。これをロックンロールリバイバル、もしくはガレージロックリバイバルという。

NYからザ・ストロークスが颯爽と現われたのが、このシーンの始まりである。彼らは60年代のNYインディバンド、ベルベットアンダーグラウンドのリメイク的サウンドでクールに登場。


そして彼らと同格に評価されている(?)ブルースロックを現代的に解釈したホワイトストライプスが現われる。両者ともアメリカ出身バンドだが、先にイギリスで評価される。あとアメリカのバンドは、ヤーヤーヤーズとかか。

んでイギリスから満を持してリバティーンズが現れる。ま、ちょっとリバティーンズにはポストパンク臭もしたけど。オーストラリアからはローリングストーンズっぽいジェット、ビートルズとニルヴァーナの融合などと称されたザ・ヴァインズなどが出てくる。




・ポストロックの普遍化

ムーブメントというわけではないが、音響にこだわり、ロックのその先を目指すバンド、すなわちポスト・ロックというジャンルにも触れておこう。
非常にミニマルで音響にこだわったトータスが元祖ポストロックと言われているが、一般的にポストロックとは、エレクトロニクスを導入しているバンドを呼ぶ。んで、インストが多かったりする。
近年のレディオヘッドや、轟音で美しい世界観を作り出すモグワイ、シガーロス等が代表的なところであろうか。
癒し系エレクトロニカ(電子音楽)との垣根があいまいである(ムームとか)。

※ちなみに、エレクトロとエレクトロニカは違う、筆者はあくまで別ものとして書いているので注意。イメージとしては、踊れる=エレクトロ、癒し音響系=エレクトロニカ。




・ニューウェイヴリバイバルと、エレクトロ・ダンスとの融合

ロックンロールリバイバルの後は、その1でも触れたニューウェイヴ・ポストパンクを復刻するようなバンドが登場する。
そのまんま、ニューウェイヴリバイバル、ポストパンクリバイバルという。04〜05年頃。
(しっかし、ロックとはリバイバルの繰り返しだとつくづく思う。そこが面白いんだけどね)

電子音を織り交ぜたロック、分かりやすく言えば「ディスコ・パンク」を提示したアメリカのザ・ラプチャーに触発され、イギリスではダンスフロアに対応するビートを持つフランツ・フェルディナンド、ポストパンクを髣髴とさせる乾いて鋭いギターサウンドと性急なリズムが武器のブロックパーティなどが現れる。


あとは・・・インターポール、エディターズ、キュアーやニューオーダーを髣髴とさせるキラーズとか、ポップなゴスっぽい格好だけど音はガレージ(2ndはキュアーやシューゲイザーを取り入れた)ホラーズとかそういう流れになるの・・・か?もうわからんのう。
ハードファイ、オーディナリーボーイズ、ザ・クリブスとかもこのへんか。


そして、ガレージロックリバイバルと、ポストパンクリバイバルの交差点というか合いの子というか、そんな音楽性で颯爽と登場したのがアークティックモンキーズだと俺は思う。




その次には、イギリスでじゃザ・フラテリスが現れたりする。あちょは、テムズ川周辺のロックバンドが「テムズ・ビート」とか呼ばれたっていう話があった気がするけど、なんか一瞬で聞かなくなった気がする。


そしてロックは、エレクトロ・ダンスミュージックと混ざって混ざって垣根はどこ?っていう感じになっていく。
07年に出てきたクラクソンズが、蛍光色のファッションを身にまとい、強烈なエレクトロで踊らせる音楽をニューレイヴと名づける。。。。
んで、さらにエキセントリックな、いわゆる実験的なんだけどその中にポップセンスが光る、みたいなバンドをニューエキセントリックと呼んでいるとかいないとか。(レイトオブザピアとかか?)

もうわけわかりませんw



イギリスのロックシーンは流行り廃りが早すぎて、新人が出る数もいまだに半端無くて、ほんとうに節操がないです。UK新人が多いので第二次ブリットポップとも呼ばれているけれど。



・エモについて
ここでUSのパンク系の話をちょっとしたい。
エモというジャンルが若者・キッズの中で幅を利かせている00年代。

もともとエモは、80年代のハードコアバンド、マイナースレッドのボーカル、イアン・マッケイが組んだバンド、フガジに影響を受けたバンド、またイアン・マッケイが作ったレーベル「ディスコード」からレコードを出したバンドに対し、「エモコア」(エモーショナル・ハードコア)と名づけられたのが始まり。

サウンドは、ハードコアバンドが培った早いドラムを変拍子に切り替え、変態的・変則的でボーカルは熱唱、みたいな感じなのかなあ。初期のエモは。俺も詳しくないけど。
そんなシーンの中で、疾走感あふれるバンドや、切ない歌を歌いあげるバンド、だんだんとポップになっていくバンドが現れた。そうして、「切なくて泣けてしまうような」サウンドを奏でるバンドが「エモ」と呼ばれるようになっていった。(つーか、「コア」が取れたのね。)

筆者は個人的に(詳しくはないが)好きなジャンルなので、バンドを挙げるときりがないが、90年代にはJawbox、jewbreker、Braid、Sunny Day Real Estate、Mineral、Taxes is the Reason、Starmarket、Sense Field、とか。

(何故かエモになると英語表記になるねw)

上記のバンドも既にフガジとはけっこうかけ離れていて、確かな歌心、涙腺が緩むメロディ、疾走感などが特徴だが、ここからさらにPopになっていき、ある程度セールスが伸びるバンドも出てくる。

代表的にはジミー・イート・ワールド(JEW)、ザ・ゲットアップキッズ(TGUK)、ザ・プロミスリング、アット・ザ・ドライブ・イン、ラスト・デイズ・オブ・エイプリルあたり。


しかし、だ。JEWなんてもはやメロディが美しいアメリカンロックだし、TGUKはメロコアやパワーポップっぽい感じもするしというわけで、エモと呼ばれたバンドたちは特に共通点もなくなり、他のジャンルを飲み込み広がっていく。エモって何?という状態に。


ここからは筆者の考えですが、この辺から「美メロ」「泣きメロ」「壮大なメロディ」であればエモ、みたいな風潮が出てきたんだと思います。大罪はJEWだと思いますがw



まあ、結局、何が言いたいかというとメロコアと混ざるんですわ。そうして、90年代エモは華々しさは無くストイックで渋かったけれど、いつの間にかそれが変化して、00年代のエモはすげー売れるような、メロコアと同義のポップ・産業・キッズ向けロックになってしまった。

分かりやすいのは、エモはジミーイートワールドからフォールアウトボウイ
へ、ゲットアップキッズからニューファウンドグローリーへ、という感じ。分かっていただけるだろうか。



また、エモの中でも悲痛な叫び(スクリーム)を入れるバンドをスクリーモと呼ぶようになった。元祖はアットザドライブインやFarという説もあるらしいが、代表格はザ・ユーズド、ストーリーオブザイヤー、サーズディ、フィンチ、セイオシン。

このスクリーモが、ニューメタルと混ざったりして、もうヘヴィで美メロで時には叫んでて、っていういかにも即効性のある音楽が生まれる、もちろん売れる、という。

その集大成が、マイ・ケミカル・ロマンスだと筆者は考えます。
まあ彼らはクイーンからの影響とか、グラムやゴスからの影響もあるんでしょうが、彼らがゴスっぽい格好をしてるせいか、最近「エモ・ファッション」なるものがゴスやビジュアル系っぽいものを指すらしく、もう旧エモ、90年代のエモファン(俺含め)は「もうどうにかしてくれ」という状態です。

はっきり言って最近のエモはFUCK!(主観バリバリでごめんねー)



あ、あと忘れてたけど一時期ピアノエモ流行ったね。あと、ラウドにならずに、非常に静かなエモを標榜するバンド(Mae、Copelandなど)もいます。


・USインディ

00年もおわりに近づいてきて、そこでUSインディシーンがかなり活気付いてきます。ま、そして現在に至るってな感じなのだが。

00年代中期だって、クラップ・ユア・ハンズ・セイ・ヤーのようなローファイのバンドや、デス・キャブ・フォー・キューティのように静謐なギターポップを奏でるバンドなどがセールスを記録してきました。
しかし、近年はやっているのは「サイケデリック」をいろいろと解釈するバンド、でしょうか。
アニマルコレクティヴ、ディアハンター、MGMTなどが昨今2009〜2010年現在のトレンドみたいです。あとヴァンパイヤ・ウィークエンドのような牧歌的でワールドミュージックを取り入れてるようなバンドとか。(そんな解釈であってるのか?w)

USインディで評価が高いバンドはブルックリン出身のバンドが多く、ブルックリンサウンドとか言われてたりもしますね。




あと、シューゲイザーリバイバルも局地的におこっているそう。エレクトロシューゲイザーなんてジャンル名もたまに耳にする。


と、こんな感じでばーーーーーーーっと00年以降のロックを俺が知る範囲で見てきたけれど。
今までのロックの歴史と違うところは、大きなムーブメントが無いということ。
せいぜいロックンロールリバイバルくらいで、あとは、なんというか局地的な印象なんですね。

今まではこのムーブメントがあって、それに対してこのバンドが出てきて・・・っていうようにロックの歴史を物語的に語れたんですよ。でも、00年以降は語るのが難しい。
多様化しすぎて、いろんなところでいろんな音楽が奏でられていて、一つの共通点を持って括ることが出来ない。
「大きな物語」を失った、「小さな物語」になったとかいう表現が雑誌なんかでよく見うけられますね。
ムーブメントは「村」化しているのです。

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