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zoom RSS Nirvana 『Nevermind』

<<   作成日時 : 2011/02/01 04:48   >>

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これが当ブログでちゃんとしたCDレビューの記事一発目なわけだが、正直このアルバムはレビューしたくなかった。っていうかする気は最初はなかった。これほどまでにレビューするのに気がひけるアルバムはあるまい。
そもそも、僕は以前やっていたブログでこういうロック超有名どころの名盤をレビューしていたが、自分の文章の拙さと感性の無さとセンスの無さによって自分で見てもつまらない記事を連発したため、萎えてしまってブログを閉めることとなったのだ。
だから今このアルバムをやったら以前の二の舞じゃん。っていう。
それに、いまさら僕のような人間がこのアルバムに対し、何を語るというのか。気のきいた文章は書ける気が1mmもしない。語るべきことは既に、手垢が付きまくるほど語られ尽くしているからだ。新鮮な言葉の一つも残せないであろう。じゃあ書くなよ…って話だが。


じゃあなぜ書くのかといえば、ちょっと「Nevermind現象」について書いてみたくなったからだ。
ここでいう「Nevermind現象」とは、「インディーバンドがメジャーになって、いかにも口当たりの良いポップで本来のサウンドを水増ししたような感触の音像で、セルアウトな作品をだす」ということである。

当ブログでは「Nevermindみたいなもんだ」みたいな表現が多用されそうなので、書いてみた。


また、「InUtero現象」というのもありえるだろう。
「前作でセルアウトしてしまったバンドが、前作の反動により攻撃的で非ポップな新作を出す」みたいな現象のことだ。


いつぞやのスヌーザーで、「メインストリーム」自体が希薄になっている今、もう「Nevermind」のようなセルアウトの仕方は古いんじゃないかと言っているのを見て、なるほどなあと思ったことがある。
何が売れ線なのかわからない時代だ。小さな村化するシーンの時代だ。


だから、「Nevermind」が売れるっていうのはメインストリームが在る時代なんだよな。
これでNirvanaは「アンダーグラウンドのバンドが売れる状況を作り出し、バラードメタルを駆逐した」みたいな言い方はされるけれども、それは正しいんだけれども、結局このアルバムはインディロックバンドの「産業向けセルアウト」に過ぎないわけだ。
「bleach」や「InUtero」のような作品が売れるなら別として、だ。


だから「Nevermind」はNirvana本来の姿ではない、という意見もよく見る。よくある話。
それは彼らのほかのアルバム聴けばよくわかる。

だが、このアルバムを今でもたまに聴きたくなってしまうのは何故だ。
ポップでメロディアスだからか?単純にそうなのだろう。全曲口づさめるし。
強弱法による静から動への、わかりやすいカタルシス。
スモールクローンによるコーラスがかかったクリーン〜クランチギターは、ジャケットのプールの色から連想されることもあり、ひんやりとした、陰鬱で湿り気のある印象を与える。


今現在のロックを聴いているものにとっては、ちょっと暗いだけの、ただの普通のロックと言われそうだ。(事実僕の最初の印象はそうだった)つまりそれは、後進に影響を与えすぎてスタンダートになっていると言い換えてもいい。シンプルな3ピースの、バンドのバランス、この塩梅がたまらないしバンドをやる人間にとっても参考になるだろう。


だからこれはただのポップの名盤だ。90年代初頭に生まれた新たなアメリカン・産業ポップスの産声だ。
そして、当然ながらNirvanaは、カートコバーンというシンガーソングライターは、これとは対極の位置にいた小汚いインディロッカー/パンクスだったのだ。そこにどうしようもない悲哀があるが、その悲哀とそれからの話は僕が触れる必要はないだろう。


このアルバムから20年経った。それでも僕は未だに、このバンドの遺伝子を求め続けるのだろうか?
いつまで求め続けるのか?分からない。
ただ一つ言えるのは、こんなアルバムを2011年を生きている音楽ファンは聴くべきではない、聴く必要性など1mmも、カスほども無いということだけだ笑


評価:9.0
(2chで、「Nevermind」を高く評価しすぎているレビューブログは信用ならんよな、みたいなのを見かけたことがあるから敢えて高めにつけてやることにする。)




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