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zoom RSS Oasis『Be Here Now』(1997年)

<<   作成日時 : 2011/03/15 20:28   >>

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オアシスをもし初めて聞く方が、もしいらっしゃるのならば迷わず1stと2ndを勧める。ノエル選曲のベスト『Stop the Clocks』は初期の曲偏重なのでそれなら1stと2ndで十分。解散後出た『Time Flies 〜』は全時代からまんべんなく入っているし、アルバム未収録の「Whatever」も入っているが、俺の大好きなシャンペン・スーパーノヴァ入ってないし…ということで。
それで、その初期2枚聴いて、まだ他の聴いてみたいとなると、3rdアルバムまでのB面集『マスタープラン』が良いだろう。


え、じゃあこの3rdアルバムはどうなの、というと、これは評論家から酷評され駄作認定されたアルバムである。

しかし、聴いてみると「別にそこまで悪くない、いいじゃん」みたいな声も多いかと。


どんな理由で酷評されたのかは僕は詳しくないが、本作の問題点として、まずアルバムトータルが長い。一曲一曲もブあついし、9分に至るバラード「All Around The World」も入ってるせいである。
あと、前作『モーニンググローリー』が良すぎたというのもあると思う。


このときのレコーディングは、ドラッグキメながらだったり、10トラック全部同じ音入れたりする音作り・アイデア面での手抜き、そして曲作りも時間をかけず、甘かったなどとノエルは述懐しており、そのためかノエル選曲のベスト『Stop the Clocks』には本作から一曲も入っていない。
唯一入れるかどうか迷った曲は「Don't Go Away」であるそうだが。たしかに良いバラードだし。



オアシスは本作でスタイルを確立したように思う。いわゆる、歪んだギターで空間を埋め尽くすウォールサウンドに、ビートルズ直系の美メロを乗せるというスタイルだ。全曲、メロディは申し分ないが、ちょっとトータルだとしつこい感じはある。確立したスタイルで全曲、それが70分越え、それは流石に飽きてしまうかもしれないなと。そういう点では酷評されたもの分からなくはない。


ただ、ポップソングとしては良い方だと思う。1stで見せたラフで荒削りなロックンロールは2ndでポップなメロディと良いバランスで一体化していたが、この3rdはかなりポップ・アルバムに寄ったと思う。
そして、凄く余裕がある感は、ある。
労働階級、道端でゲロ吐いて喧嘩して物盗んでたチンピラが、ロックバンドのてっぺん取ってしまった。嘘でも虚勢でも無くロックンロール・スターとなった彼らが、おそらくは有頂天になっていたのだろう。
そういう「勝者」の余裕ズラが見えるような、享楽的な雰囲気も漂っている。
1曲目の「D'You Know What I Mean?」も、僕が以前感じた哀愁・憂いのある雰囲気ではなく、ビッグなスタジアムバンドとしての風格を見せつけているようだ。


「Stand By Me」なんかは反則気味バラードだし、「I Hope, I Think, I Know」 「Girl in the Dirty Shirt」もイケイケで余裕ある感じでま、これもいいかなという、個人的にも嫌いではないアルバムです。

特筆すべきはDont Go Awayか。マグリッドの絵を意識したと思われ、また、青を基調とする色遣いのPVだが、これは前作「シャンパン・スーパーノヴァ」の続きのような感じが個人的にはした。90年代のドラッグ&ロックミュージックを集約したのがシャンパン〜だとすれば、この曲はそのお祭り騒ぎが終わった後の、疲れ切った地平。リアムの顔も心なしか疲れているようなw 
ちょうどブリットポップが終焉に向かう時期。「行かないで」と歌い上げる彼らは、酒とドラッグの陶酔感が抜けきったような侘しさを醸し出していた。



評価:7.6







PV貼れねえ、くそう。

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