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zoom RSS Lana Del Rey 『Born To Die』(2012年)

<<   作成日時 : 2013/12/12 22:26   >>

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去年の上半期、タワレコ行ったらとりあえず2012年はこの人です!みたいな感じだったんだけどそんなにいいのかいね、ほうほう、PVがローファイ系のUSインディーみたいにノスタルジックで淡い。これ良さそう〜。


みたいな印象だったのですが、今年に入って借りてきて聴いたら戸惑いました。

まずちょっとPVに騙された感が。M-1「Born To Die」やM-4「Video Games」辺りはチェンバー・ポップというのかな?バロック・ポップって言葉もよく見るけど、適度に壮大で適度にダークで悲しげなストリングス・ポップ、て感じでインディーロック好きにも当たりそうだけど、M-2「Off To The Races」やM-5「Diet Mountain Dew」、M-8「Radio」などのはっきりしたビートに乗ったキャッチーな歌は、レディー・ガガ、テイラー・スウィフト、ケイティー・ペリー、ひいてはアブリル・ラヴィーンなどのメインストリームの女性シンガーのリスナーが聴いていてもそこまで不思議じゃない感じもする(例に挙げた人達の方向性がバラバラなので微妙な例えですが)。つまり、メジャーとインディー、どちらの層にも評価されるシンガーだからこんなに騒がれてるのか?と最初は思うわけですが、これ、すっごく中途半端に聴こえるんすよね。どちらの要素も持つがゆえにどっちつかずというか。

いや、これはもしかしてアラニス・モリセット、日本ならCoccoや椎名林檎のような情念系シンガーとして捉えるべきじゃないのか?と思いついたのですが、(歌詞は結構壮絶らしいですけど)そこまで情念を感じるわけでもない。割と普通にポップだな、みたいな感じで聴ける。なるほど、アデルみたいな大衆受けするけど本格派、みたいな感じなのか?と思ってみたものの、アデル自体僕があまり好きじゃないのでよくわからない(笑)、真面目に言うとそこまでソウルシンガー的な表現力や「現代のジョニ・ミッチェルや!」ほどの感じでも、なさそうなんすよね・・・・。


やはりそこに横たわる、僕の知識では言い当てることのできないサウンド・スケープに耳を傾けるべきなのかこれは・・・。なるほど「サッドコア」とかいうジャンルらしいですが(自称という話も)、んー、「サッド」というにはレディオヘッドやビョーク、ジェイムス・ブレイク、ポーティスヘッドのような部屋の隅っこで縮こまって一人で聴きたいみたいな、壮絶な悲壮感も別に感じないなぁ。
「レディー・ガガをポーティスヘッドがプロデュースしたら、化学反応が起こるわけでもなく見事に失敗した」みたいな印象なのですよね・・・。


とはいえ、アルバムをこのクソ寒い通勤中に聴いていると、壮大さとミニマルを行ったり来たりしながら冷たいサウンド・スケープを描き、ダークだったり割とキャッチーでポップだったり、なかなか普通に歌ものとしては悪くないかなぁ、とも思えてきて、つまりは、俺みたいな何でもジャンルや型に当てはめようとして聴くからこんなことになるわけで、普通にほどほどに悲しげな音像をバックに従えた女性シンガーのポップ・アルバムってことならば、悪くないな。
大絶賛の理由はよくわからんけど、歌詞のせいと折衷主義の成功、ってことにしておこう。


評価:7.0







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