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zoom RSS Bob Dylan 『Highway 61 Revisited』(1965年)

<<   作成日時 : 2016/05/14 17:00   >>

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洋楽聴き初めたときに借りたアルバムって、よくわからないけどとりあえず何回か聴くから好きになって(多少聴けるようになって)、後になって他のオリジナルアルバム聴いたら良く解らん、という現象が自分の中である。最初に聴いた一枚のイメージがずっとついて回るので他のアルバム聴くときにイメージや思い入れが邪魔をするというか。ないですかそういうの。


ボブ・ディランは正直あんまりよくわからない。よくわからないが、記事を書いてみる。ただこのアルバムは嫌いじゃない。このアルバムを10年前に借りて、そこからディランのアルバムはあまり聴いてない。『フリーホイーリン』と『血の轍』は一応借りてるけども。


やっぱり歌詞が分からないから、だと思う。今聴くとラップのようにすら聴こえるトーキング・スタイル自体にかっこよさを見出すことはできるけれども、英語詞の曲を対訳を見ながらじっくり聴く習慣はそんなに無かったからなかなか難しく感じるのだ。そういうアーティストいませんかね。R.E.Mやザ・スミスも英語が分かればもっと好きになっているはずのアーティストだと強く思うし。

それでも、基本的にフォークのスタイルで貫かれた『フリーホイーリン』に比べればこのアルバムはロック・ファンとして分かりやすい。バンドサウンドだ。普通にブルース進行の曲もある。地味にジャキジャキしたエレキギターと哀愁ただようこの演奏だけでも、悪いもんじゃない。特に、疾走しつづける「Tombstone Blues」はフォークとロックを合体させたという面において非常に分かりやすくカッコいいと思う。

そして何より1曲目の「Like a Rolling Stone」だ。歌詞がわからなくてもこれだけは普通に良いと思った。そして去年ふと和訳を調べたらぶっ飛んだ。
この曲は4つのヴァースと4つのコーラス(サビ)で構成されている。
コーラスは(ほぼ)同じフレーズで「How does it feel ?/To be on your own?/To be without a home ?/Like a complete unknown ?/Like a rolling stone?」って歌われてて、つまりは「気分はどう?家も無くしちゃって、その辺に転がる石みたいになった気持ちはどう?」みたいな意味。で、ヴァースは、3つ目までは「お前は昔は裕福だったけど今は落ちぶれちまったな」って内容のことを言うわけ。最後のヴァースも変わらないわけ。でも、最期の2行だけこう歌われるわけです。「何も持ってないということは、何も失わないということだ。あんたは今透明になった、隠す秘密も何もないんだよ」。そうすると、最後のコーラスの意味、すなわち「その辺に転がる石になった気持ちはどう?」の意味が反転するわけです。お前はすべて失った敗北者だけど、逆に何も持たないってことほど気楽なものは無いだろう?みたいな。持たざる者だからこそお前はこれから生きていけるんだ、みたいなね、文章化すると陳腐になりますけど最後の2行だけでサビの意味が180度変わるんですよ。これを読んだときは泣きましたね。これを65年に書いてるってのは凄いですよ・・・。


んで、他の曲の対訳も調べてみたんですがいやぁ全然抽象的で理解できません。笑
ディランが初期の直接的なプロテスト・ソングから離れたというのは知っていたんですが全然分かりませんな。ただ「Desolation Row(廃墟の街)」の絶望的な街の描写は架空の街なんかではなく今この社会のメタファーなんだろうな、くらいですかね理解できたのは。分かりやすい欲望ソングに読み取れる歌もあったけど。「Ballad of A Thin Man」ってブライアンジョーンズのことじゃないのかよ!どうやらドッペるゲンガーと対峙する歌みたいでよくわからない。ドラッグの影響があったのか、それとももっと精神世界と対峙することこそが彼のプロテストだったのか。ディランやっぱりムチャクチャ難しいです。








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