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zoom RSS Ramones 『Ramones』(1976年)

<<   作成日時 : 2016/08/01 22:39   >>

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元祖パンクロックバンドの1stと聞くと、さぞ激しいサウンドを想像するだろうが、正直サウンド自体は、ギターがあまりにも鳴っていないし、失礼だが歌もしょぼいし、平坦な8ビートが続いて……。さてパンクとやらを聴いてみるか、とこれを手に取ってちょっとがっかりした人もいるのでは。


だからM-1「Blitzkreig Bop」のライブ映像を見てほしいと思う。これぞパンクだ、という疾走感とラウドなギターサウンドと声。他のアルバムを聴けばもっと音もちゃんとしているんだろうし、僕も最近になってベストアルバムを聴いたのだけど本当に最高で、「The KKK Took My Baby Away」とかもう良い曲で泣けるよ……。


まぁ、彼らの魅力を伝えきれてない録音ではあるんだろうが、それでもこのアルバムはパンク・ロックなのだ。例えば同じNYパンクのパティ・スミスを聴くと、演奏はかなり原始的なロックンロールで、つまりこのロックの産業化が進んでいた時代に敢えてシンプルなロックンロールに回帰する、という知的な、批評的なものだったが、このラモーンズはもうちょっとバカっぽい。純粋な昔のロックンロールへの憧憬だけでスタートし、それを最後まで貫き通したように見える。たとえ演奏が上手く出来なくても、「3コード弾ければロックンロールだ!それに歌乗せてやれ!」「8ビート叩ければとりあえずやれる!」みたいな、下手でもロックンロールの物まねと衝動で突っ切ろうとしているように見える(あくまで「見える」だけで、彼らがこういうスタイルになったのはシーンへの批評とか論理的帰結とかだったりするのかもしれんけど)。


ラモーンズがロック史に残したものは、この平坦で直線的な8ビートだろう。(僕も言語化できず何となくそう思っていたけど田中宗一郎がこのことに言及しててやっぱ正しいんだと思ったので書くが)良くも悪くも、ロックンロールにあったブルース、ブラックミュージックの匂い、すなわちスウィング感が彼らのビートから感じられず、その匂いを消し去ってしまった。この影響力はデカいと思う。


まぁとにかくラモーンズである。これがわからなきゃ俺も最近聞いたベストか、ライブ映像観ろということで。普通に彼らは50年代のポップスも好きだと思う。もちろんビートルズも(ラモーンズの由来はポール・マッカートニーのかつての芸名からだ)。パンクロックの元祖は、同時にポップ・パンクでもあったところが好きだ。現代の、グリーンデイのようなバンドはラモーンズかバズコックスの子どもたちと言っていいだろう。
僕は拙い宅録をやっているけれど、シューゲイザーやギターポップなんかをイメージしてやっていても最終的に俺がやりたいことってラモーンズなんじゃないか、3コードで歪んだギター弾いてその上にシンプルでポップな歌乗っける、8ビート、以上。っていう。僕自身はジザメリから学んだことだけど、それ突き詰めるとラモーンズじゃないかと気付いてそれからもう足を向けて寝られなくなりました。他のアルバムもちゃんと聴きたいです。






これナンバーガールがカヴァーしてるんだよな。改めて聴いたら66年くらいのフォークロックかよってくらいポップだなぁ。笑





これはランシドと共演してる映像だけどCDよりだいぶうるさい、パンクらしくなってますね。笑

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