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zoom RSS The Clash 『London Calling』(1979年)

<<   作成日時 : 2017/02/20 00:20   >>

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ロンドン・パンクの代表格、ザ・クラッシュの3rdアルバム。
「パンクを代表するアルバムでありながら、レゲエ、スカ、ロカビリーなど多様な音楽性を盛り込んだアルバム」というのは雑誌等で得た知識で知っていて、むかし聴いたときも「なるほどね」とは思う訳ですが、本当に良いな、素晴らしいなと思えたのはごく最近のお話。お恥ずかしいですが。


まず、直線的なビートが中心であるパンクロックを脱し、50年代的ロックンロール(ロカビリー)に回帰する方向性、これはM-2「Brand new Cadillac」が顕著ですがそもそもこのジャケットはエルヴィスのパロディーっていう。「パンクロックとはロックンロールの原点回帰運動なのだ」というお話を補強する証拠の一つと言えるでしょう。



スカ、レゲエの路線はM-3「Jimmy Jazz」、M-5「Rudie Can't Fail」、M-18「Revolution Rock」などでしょうか。そもそも1stの時点でレゲエに影響を受けていながら、まだその影響が未消化だったように思えたのですがこのアルバムではかなり自分達流のそれを演奏しているように思えます。次作『サンディニスタ!』とか完全にレゲエ・バンドかよって出来ですが。

このクラッシュなりの、というかイギリス白人なりの緊張感のあるレゲエというのは僕個人としては理解しにくい部分でありました。レゲエに疎いのでアレですが、やっぱり陽気なイメージがあるじゃないですか。そりゃあ本場ジャマイカ・レゲエも、抑圧への反抗としての陽性な音楽なのかもしれないのですけど、移民や労働階級と関係の強いイギリスのパンク・バンドがそれを解釈することによって産まれる独特の緊張感、熱量みたいなものをなんとなくですけど感じます。

(余談ですが、夜な夜なクラブで踊るためR&Bを愛好していたモッズはさらに踊れる音楽に向かいスカやレゲエを愛好するスキンヘッズとなった、という話がありますが、多分こういう大御所バンドには関係のない話なのでしょうがR&Bへ向かったザ・ジャムを考えると面白い話かなと)


M-10「The Guns of Brixton」はダブですね。緊張感のあるベースライン。マッシブ・アタックのような音楽の源流はここかも。(でもThe Pop Groupの1stも1979年なんすね)


そして個人的な再発見は、純粋に良い曲が多いってことですね(気付くのが遅い)。シンプルな3コード進行でポップなパンク・ソングが、泣ける感あります。「Death Or Glory」「Clampdown」「Lost in the Supermarket」「Lover's Rock」「Four Horsemen」…。
ラストを飾る「Train in Vain」めっちゃ良い曲。跳ねる軽快なリズム、どこか哀愁を感じさせるメロディ、素晴らしいです。


パンク・ロックの先導者がついに雑食的音楽性を開花させ、時代はニューウェイヴに突入していく、といった感じでしょうか。









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