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zoom RSS U2 『WAR』(1983年)

<<   作成日時 : 2017/08/27 11:57   >>

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アイルランド出身の、今や(というかこ20〜30年ほど)世界でトップクラスの集客力を誇るスタジアム・ロック・バンドとなったU2の、初期の傑作。


今の音像からは想像できるかできないかは聴き手しだいだけども、彼らもパンク・ロック・ムーブメントに触発されたロックバンドのひとつであったのでしょう。初期のサウンドは、エコー&ザ・バニーメンのフォロワー的なネオ・サイケだと言われていたようです。ただ、『BOY』とかはそんな感じなんですけど本作になるとそこにしっかりとした、キャッチ―なメロディーが乗っかっていて、バンドの発する緊張感も更に強まっていて、いやーかっこいいんです。そういう意味では、ポストパンク/ニューウェイヴの流れから出てきたけれども、本作あたりで個性を確立したとも言えるのでしょうか。

なんたってM-1の『Sunday Bloody Sunday』やM-4『Like a song』のスネアの、まるで分厚い板を思いきり叩いているような硬質な音と、冷たく反響するディレイ・ギター。今現在、ディレイを多用するギタリストは多いですが、U2のギタリストであるジ・エッジはその先駆けといえる存在でしょう。まぁ後の曲ですが「Where the Streets Have No Name」みたいな曲が用法としてわかりやすいでしょうが。(宅録で使うギターエフェクト・パッチによくU2 Delayというプリセットが入っていますね。ペラペラな感じがあんまり好きじゃなかったりするけど…笑)
ボノのボーカルも今ほど男くさくなく、でもアツい、そんな感じが普通にかっちょいいです。
僕は学生時代、冬の朝に聴いていました(講義に遅れそうになりながら)。
アルバムのテーマとしては、国家間の「戦争」や人種や社会的な「闘争」、さらに個人間での「闘争」とか精神的な「闘争」とか、そういうシリアスなメッセージがあるのでしょう(きっと)。


ポスト・パンクの流れを汲みながら独自性があるこのアルバムが僕は好きだったので、今現在のスタジアム・ロックの王道みたいな路線がよくわからかったし、その兆候である87年の『The Joshua Tree』もワイルド過ぎるように思えて「With Or Without You」以外はあまり好きではなかった(今はいつの時代のU2も好きですが)。そもそも「With Or Without You」もSyrup16gの五十嵐の弾き語りカヴァーで好きになったという感じでしたから……。
『The Joshua Tree』はアメリカのルーツ・ロックに接近したアルバムで後半なんか渋い曲が多いし、ニューウェイヴ/80年代的なサウンドでブルース・ロックを奏でるというアルバムだと思っていてそれはそれで(今では)面白味を感じられるんですけど、以前は「アメリカ市場へ対応した」としか思えなかったですね…僕も若かった…。


というわけで、これ以降のU2も面白いのですが今回の選盤は『WAR』です。是非聴いていない方はこの冷たい質感を味わってください。







でもあれやね、85年の時点でけっこうスタジアム感ありますね…。

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