空白依存症

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zoom RSS Bloc Party『Silent Alarm』(2005年)

<<   作成日時 : 2011/04/07 20:16   >>

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00年代海外ギターロックの名だたるバンド群の中では、個人的に圧勝。唯一と言ってもいいほどの、救世主(ほんとはキラーズとかも好きだけど)。このバンドが居なければ、00年代のバンドに対し希望を失っていただろう。
それほど思い入れてしまう存在…、それがブロック・パーティーだった。


初期U2のような、突き刺さるほど尖った、そして乾いた音色のギター。ジャケットの如く極寒の地で鳴らされるような冷たい緊張感。ポスト・ハードコア的な手数の多いドラムにより疾走し、そして黒人独特の声から感じられる熱さと冷たさの両方を併せ持つ、ケリー・オケレケの極めてエモーショナルな歌、泣きメロ……。もうパーフェクトではないか。ちょっと音がスカスカで厚みが無いのは気になるが、それもポスト・パンク的な音を追求したからだと言ってしまえば魅力の一つであろう。


「Helicopter」のリフでまずもってかれる。ラッセルというギタリストは久々に素晴らしい、単純に「かっこいい!」と思わせるギターを弾く。ダンスっぽいリズムに導かれる「Banquet」でもその緊張感はブレないし、テンションはアルバム通して一貫して落ちない。
あまりに他を寄せ付けないほど潔癖な彼らの音は、どう考えても同時期の他のバンドに比べても遙かに好みだった。ノリのある楽曲だけではない、「The Pioneers」での何度も繰り返される冷たい叫び、「
So Here We Are」の美しくまどろむ様なメランコリックなアルペジオ。たまらない。

フランツ・フェルディナンドと双璧をなすポスト・パンク/ニューウェーヴ・リバイバルの筆頭であるが、僕はいつも心の中で「フランツなんかと一緒にするな!」と叫んでいた。
同世代のバンドの中でもとりわけ異彩を放っているように思えるのは、彼らが80年代〜90年代のロックに影響を受けていることだろう。もっといえば、60s〜70sのロックの影響が殆ど見られないのである。というよりもストロークスの影響と言った方が正解かもしれない。彼らにはガレージ・ロック臭がしないのである。
どうやらケリー・オケレケは80年代以前のポップ・ミュージックを聴かないという話を聞いて納得したのだが、このことは完全にプラスに働いていると思う。


なにしろ、踊れるし、泣けるのである。僕がロック・ミュージックに求めるものがこの2つを同時に満たしてくれる楽曲だというのは極論ではあるが、そう遠からずといったところ。やはりストロークスらガレージリバイバルが今一つであった僕は、この80s〜90sの血をたっぷりと感じさせ、悲しみながらも踊り倒せ、しかも緊張感抜群の彼らに未来を託したのだ。


評価:9.1







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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
どうも!ついったーから来ました♪たびけんさんもblogやってるんですね!これから見に来ますわ♪

それにしてもサイレントアラームに関して、ほぼ僕と同じ意見でした!個人的には2ndが彼らのベストだと思いますが、サウンドだけを見ると1stの方が洗練されていると思います。この作品は間違いなく人生で1番聴いたアルバムの一つです。
boriboriyabori
2011/04/08 04:06
>boriboriyaboriさん
最近本格的にレビュー始めたんですがなかなか難しいな…と思いながらやってます。笑

僕もずっと2ndのほうが良いと思ってたんですが聴き返すと纏まっているのは1stのほうかなと思ったり。00年代のギターバンドにあまり入れ込めなかった中で、大好きだったのは彼らくらいです。クオリティが落ちてるわけでもない筈なのに段々と消えていってしまった感じが残念すぎてもう…。
たびけん
2011/04/09 22:39

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