空白依存症

アクセスカウンタ

zoom RSS Arctic Monkeys『Whatever People Say I Am Thats What

<<   作成日時 : 2011/04/09 22:24   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2

Arctic Monkeys『Whatever People Say I Am Thats What I Am Not』(2006年)

画像



マイスペから発見された云々という評価も追い風になっているのかもしれないが、結局はこのバンドが多くの点在したムーブメントが乱舞するものの今一つ主流が無かったような、もはや歴史としてレジュメすることも難しくなった00年代ロックの、その中でもUKロックの一応の覇者ということになるのだろう。


ザ・ストリーツのようなHIP HOPの影響、日常をただ描写したり、ストーリーテリング的なリリック(俺はストリーツちゃんと聴いてないんだけど。)というのはまあ凄いんだろうけど、流石に歌詞カード見ながら聴かないしレンタルで聴いてる身だしそこも分からぬ。と、そんなレビューはアリなのか。
ただ、言葉のつめこみ感と、「Dancefloor」「Romance for」「looking for」「1984」で韻を踏んでいることからラップの影響と言うのは明らかに分かる。


今手元にはスヌーザー2006年4月号があるのだけど、それを読む限りはやはりこのバンド、というかアレックス・ターナーは言葉の人なのだろう。「マイ・ジェネレーション」を、意識せずとも表現し、描写する能力を持っているのだろう。彼の歌はダンスフロアでの恋、スネた女の子やケバケバしい女の子に対する皮肉的な描写とそれでもどこか引っかかってしまう自分の心、どこにも属しきれない自分達と、ロマンスなんてないシケたこの街の風景…。そのようなものをありのまま歌ったものらしい。ってなところで歌詞への言及については勘弁して下され。


音楽的部分を見てみる。アレックスのしわがれた声は印象的で、もはや若年寄かよと思いきや、ドラムはマシンガンのように打ち放たれバキバキと疾走する。性急なビートと乾いたギターは、ポスト・パンクを思い起こすものの、古いロックも思い出される雰囲気は(ストロークスからの影響もあるのだろう、)ガレージロックに属するような気もする。まさに00年代イギリスを席巻したガレージロック・リバイバルとポストパンク・リバイバルという2つの動きの、交差点的なサウンドだ。それで歌詞が良いってんだから売れるのは当たり前だろう。


リバティーンズが消えてしまったその穴を埋めるには十分な存在だったのだろうなあ。まさにユースの心を掴む代弁者的な立ち位置として。


しかし、ええ、お分かりの方もいらっしゃるでしょうが、リバイバルに乗りきれなかった俺がこれに反応出来るわけも無かった。やっぱりこの昔のロックを意識した感じや、言葉を詰め込んだ歌唱もそんなに好きではなかったし、ギターも軽かったし、このキメの連続、三連フィルっていうのも中途半端なカッコよさが感じれらたんだよなあ。ブロックパーティとかクリブスとかのほうがよほどカッコ良かったように僕には感じられたし、どっちかというと湿った曲を書いていたザ・クークスのほうが好感を持っていましたよ、と。

好きな部分を挙げるとするならば「I Bet You Look Good On The Dancefloor」のスピード感のあるドラムかな。まあ、今はそんな嫌いでもないんですが彼らの事は。あと「When The Sun Goes Down」の枯れた歌から、エッジのあるギターサウンドへ急激に変化する部分、そして鋭いリフ、そこは好きかな。今なら「Riot Van」や「Mardy Bum」のような枯れた感じの曲が聴ける感じ。
やっぱリフのカッコよさっていうのは一つの武器なんだろうなーと聴き返して思ったりいたしました。


しかしストロークスもリバもフランツもピンと来なかったのにアークティックは大好き、みたいな友人もいるわけで、やっぱ「なんか持ってる」バンドであることは結果としても間違いないのですけど。俺もその3バンド、ピンと来なかったから彼らにも入り込めないのは当然なんですが。ってか2ndのほうが好きかな。



評価:7.0




テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
初訪問初コメントです。なるほど、ポストパンクとガレージロックのリバイバルブームの橋渡しとは確かに。ユニークさの由来をその表現から改めて見た気がしました。
しかしポストパンク系みんなだめでしたかー。フランツもストロークスも好きっすわ、僕。アークティックはダントツで好き。
かおもじ
2011/05/07 00:09
>かおもじさん
見てくださってありがとうございます!後でリンク追加しときます(まだやってない…)

当時はあんまりよくわかんなかったんですよね…。今はその辺聴けるんですけど。たとえばストロークスの新譜とかちゃんと聴けてないけど試聴する限り好みだなって思いますし。

以前はポストパンクって、何やねん!みたいな笑
それで音楽雑誌とかも読まなくなって…っていう。最近はUSインディが強いのでまた読み始めてますが。
たびけん
2011/05/12 22:04

コメントする help

ニックネーム
本 文
Arctic Monkeys『Whatever People Say I Am Thats What 空白依存症/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる