空白依存症

アクセスカウンタ

zoom RSS Radiohead『In Rainbows』(2007年)

<<   作成日時 : 2011/04/03 23:35   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

画像


ダウンロード販売しかも値段は買い手が決めるという革新的なリリース手段が話題を呼んだ本作。
やはりそのリリース形態が評価されているのか、彼らの中でも傑作の呼び声高い作品。

でもやっぱ中身を見なくちゃね。


音はかなりハイファイで、Kid A/アムニ時代のようにくっきりと聞こえる。方向性としては今までのキャリア総括した、レディオヘッドらしい作品となっていると思う。
しかし、だからこそなんとなく拍子抜けしたというのが個人的な感想。


1曲目の「15 Step」、2曲目の「Bodysnatchers」の踊れる感じはかなり新鮮で、これはめちゃめちゃかっこいいなと思った。前者はジャズの影響なんかもどことなく感じさせていた軽快なナンバーで、子供の声が入るところなんかも良い。後者は荒々しく歪んだ音が生々しく、旋回するリフがたまらん。前作でも何曲かそうだったか、かなりリズムに意識的に、肉感的になってきているようだ。


しかしそれ以降の楽曲はどうか。「Nude」はOKコンピューター時代からあった未発表曲で音源化が待ち望まれた曲だが、これってトムヨークがピアノに向かって悲痛に歌う系の、Kid Aあたりからよくある暗いバラードじゃん。またかよって感じ。「All I Need」も「またかよ」みたいな。

「Weird Fishes/Arpeggi」は、アムニージアックとヘイルトゥザシーフの中間地点のような、淡々とながらバンドサウンドで進む楽曲で、まあ今聴くとなかなか良い。
「Jigsaw Falling Into Place」なんかもトムの熱唱がかっこいいか…。


コンパクトに纏められた点も高評価につながっているのだろうが、個人的には中〜後半がどうも退屈に聴こえてならなかった。エレクトロニカ時代みたいな雰囲気をまたやってるなー、これがレディオヘッド・サウンドの確立なんだろうなーと。今聴き直すと、そこまで悪くいうものでもないんだけど、やっぱり変化し続けてきた彼らにしては、1、2曲目以外は退屈に聴こえてしまうというのが正直なところ。

ってか総括的内容なら既にヘイル〜でやってるし、ヘイルが評価されないでインレインボウズが評価されるのはほんとよくわからん…。や、たしかにわかるんすけど、こっちだって別に音楽的進歩は無いじゃんって思うし、インレインボウズもヘイル〜での総括があってこそ作れたアルバムだと思うんすけどねえ。

あと、どうやら「OKコンピューター」に最も近いアルバムらしいけど、そうか?「Faust Arp」なんかはちょっと雰囲気が近いとは思うけど、中〜後半はヘイル〜を通過したKid Aって具合だったと思うが。
うーむ。
僕の耳が腐ってるんでしょうなあ。

ま、今聴くと普通に聴けるんすけどね。



評価:7.7




テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
Radiohead『In Rainbows』(2007年) 空白依存症/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる