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zoom RSS The Strokes『Is This It』(2001年)

<<   作成日時 : 2011/04/04 02:05   >>

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ヒップホップ全盛、ロック界はラップメタルやポップパンクのようなマッチョな音楽、またはレディオヘッドの余波を受けたような辛気臭い萎びた音楽が幅を利かせていた。そんなところにニューヨークから颯爽と現れた彼らは、どこまでもストイックにフレーズを決め、いたってシンプルでザラザラとした、肉を落とした結果骨格だけが残ったようなロックンロールをプレイした。しかも歌い初めは「イズ・ディス・イット?(これでいいのか?)」という、懐疑的で極めてニヒルで空虚だった。そう、それ全てがクールだった。これがガレージ・ロックの風を世界中に吹かす契機となり、ロックンロール・リバイバルが巻き起こる…。



上記が一般的なストロークスの本作評である。僕もこれ自体は否定はしない。たとえロックンロール・リバイバルがロック系メディアによって煽られた側面があるとしても、このアルバムの歴史的価値は否定しようが無いように思う。事実、特に以降のイギリスのバンドなんかはかなりストロークスの影響が見えるものが未だに多い。


で、僕はたしか2005年か2006年(ようやく洋楽というものに関心を持った時期だ)にこれを聴いたのだけれど、まあ良く分からなかった。
まず、ミニマルだ。結局今でもそうなんだけど当時はやっぱ90年代のバンドばっか愛好してたわけじゃないですかー(って俺しか知らないよな)。ずばーーって歪んだギターに甘いメロディ・分かりやすいメロディが乗る、もうそんなのばっか好きじゃないですか俺。それとは全然違う位置にある音楽で、「はて…?」っていうリアクションでしたね。


ロックンロール・リバイバルっていうには、やりたい放題さが無いというか、想像してた「ガレージ一直線」っていう感じじゃなかった。ジュリアン・カサブランカスは声を荒げて歌うが、その「熱さ」は表面化せず、演奏の内側で熱気とは真逆のクールさとなって響く。そういうところも良く分かんなかったですね。
それでいて古臭さをわざと作ってるのもいいとは思えず。リフで聞かせるバンドとかも当時良く分かんなかったわあ…。


ってか、そもそもベルベットアンダーグラウンド未聴じゃないかな、その時…。


ということでストロークスは僕は全くピンと来ず、これ以降00年代台頭する多くのギターバンドに完全な拒絶反応が出てしまう俺なのであって、ある意味俺は「Is This It」に呪われた人間というところだろう。笑


ま、今だと聴けるけし、「Is This It」の空虚さ、「Soma」の可愛らしい(?)リフ、「Someday」のポップさや隙間の美学、なんかはまあかっこいいなと思う。

一番好きなトラックは「Last Night」かな。「Hard To Explain」もイントロが良いし、メロディも哀愁が感じられて良いとは思う。


ってか聴けるようになったのはジュリアン・カサブランカスのソロが結構好感触で、「あれ今ならストロークス聴けるんじゃね?」ってことで2nd聴き直したら「これはいい!」となった、と。だから2ndの方がこの1stより断然好きですね。笑


未だに大好物になれない一枚、そしてこのバンドの初対面印象が悪すぎたために00年代の海外ロック自体を理解できなくなってしまう、俺を呪い続けた一枚。つーかまだ呪われ続けてる?


評価:7.2




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