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zoom RSS Matt&Kim『Sidewalks』(2010年)

<<   作成日時 : 2011/08/03 22:23   >>

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アニコレ以降のブルックリン・シーンから生きのいい新作が届けられた。(とか書くとかっこいいですか?w)マット&キム。この2人組については、僕は2010年に国内盤デラックス・エディションが出た『GRAND』で知った。これが新作だと勘違いしていた「GRAND」は素晴らしかった。なにしろポップなメロディーが良いし、シンセとドラムだけのシンプルな構成、80年代っぽさも感じさせるようなバブルガム・シンセ・ポップが、アニコレ以降の血で奏でられる感じはすごく、ツボった。


本作も基本的にその延長線上にある。前作の「DAYLIGHT」「Good Ol’ Fashion Nightmare」を超えるようなキラーは無い。M-4「Red Paint」にはデジタル感が強調されたエレクトロ・サウンドが入っておりその辺は変化したとは思うが、そういう類の音は別に好物ではない俺にはどうでもいしね。w


M-2「Am/Fm Sound」のチープなシンセに乗るピクニックに行く子供たちのような落ち着きのないウキウキなポップ、M-6「Good For Great」の、背後で鳴らされるフレーズの多幸感なんかは、前作には劣るもののまたもや僕はツボっている。


しかし、楽しそうだこの人たちは。最近のインディー・ロックバンドがメジャーな産業構造の外側で、自分たちの求める音楽をありったけ鳴らしているように思えるが、彼らはその最右翼かと思えるほど、曇りがない天真爛漫さだ。

まあ、彼らのサウンドにメランコリアが皆無かといえばそうでもないのだが、例えば大仰に鳴らされるサウンドに乗ったスロウチューンM-7「Northeast」や、ウィーザー並みのドタバタ感とグッド・メロディーなM-9「Silver Tiles」とか。でも、ラストM-10「Ice Melts」のアホっぽいホーンみたいな音を聴くと、やっぱブルックリンのインディー精神を持つバンドの盛隆を祝福してるんでしょう、この作品は(テキトー)。あまりにもシンプルで幅も広くない音楽なのでそこそこ飽きてきましたが、ま、やっぱりこういうの好きです。

あ、あと、全然音楽性違うのに男女二人組だったらすぐホワイト・ストライプス持ち出して比べるのやめてもらえないかな(笑)。だって、blood red shoesとかならまだわかるけど全然違うじゃんこの人たち。



評価:8.3





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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちゎ
いいレビューですね(^O^)

俺もこのアルバム好き。3作の中で1番好き。
個人的にはかなりメランコリックな泣きメロに走ったと思います。
Red Paint、Where Youre Coming From、Good For Great、Wiresなんかボーカルにじんわり来ました。

ローファイインディポップの1つの到達点に達した感じ。タテノリの曲が中心だった過去作より幅が出たし、多分彼らがなりたいのはガチガチのロックバンドというよりポップバンドなんじゃないか?と思う。

クールなインディキッズ(まぁ、いわゆるhipsterと呼ばれるキッズはスノッブで嫌われてるけどw)の前でカップルで(2人は付き合ってます)楽しくライブして回るのが好きなのかな、と(笑)

前よりエレクトロな感じはありますね。手弾きの単調なシンセより打ち込みっぽい箇所が増えてシンプルさは多少落ちたのかな。

なのにローファイな所がツボ。

あとやっぱ、ブルックリンのインディは面白いね!音楽に限らず芸術家の街だけあって良質で個性的なバンドが多い。

とにかく最新にして最高傑作。
俺はずっと飽きずにヘビロテしてます。
マット&金正日
2012/02/04 22:15
>マット&金正日さん
ありがとうございます。しかしあなたのこのコメントのほうがよっぽど僕の記事より良いレビューですよ!正直僕は聞き込みが足りないなあ…と痛感しました…

僕はこれと『GRAND』しか聴いてませんが、たしかにメランコリックな度合いは増したように思います。あと、おっしゃる通り打ち込みっぽい感じも。
そして、常にポップですが、DIY的なパンクスピリットを持っている感じはあるみたいですね。音楽的なパンクではなく、精神的で自由にやるところが。その精神がちゃんと音楽に現れてる気がします。

なるほど、しかし二人は付き合ってるのですか……笑 なんか意外だ…
たびけん
2012/02/08 22:05

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