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zoom RSS Ariel Pink's Haunted Graffiti『Before Today』(2010年)

<<   作成日時 : 2011/09/23 02:29   >>

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これはツイッターの年間ベスト晒しあい会(?)で知った一枚で、まあ俺は基本的にタワレコ試聴機しかあてにしてない人だったため、こういうインディー・ロックのトレンドって年末まで分かんなかったわけですね。


国内盤買ったのにライナーが意味不明過ぎてw彼が何者かは詳しくは分かりませんが、書かれていたバイオなんかによると、アリエル・ピンクという人はローファイ宅録やってた人で、アニマル・コレクティヴ主催のレーベルにフックアップされて音源を出したりしていたようですね。USインディー界隈のミュージシャンからのリスペクトが高く、とうとう満を持して今回そのアリエル・ピンクがバンドを結成し、4ADからデビューしたというのが本作。


たしかに音像は近年のインディー・ロックらしくローファイでサイケデリック、チープでぼやけた音像ですが、彼らの特徴は80年代のポップスやニューウェーヴっぽさやAORっぽさがあることでしょう。

80年代といえば、煌びやかで装飾過多な音というイメージですが今聴くとチープだったりします。AORも、あれは洗練の極致という音楽だとは思いますが、やはり当時の音と言う感じがします。そういう80年代のチープさと、USインディーらしいチープさをすんなりと繋いでしまったのが、この異形の音楽の特徴の一つな気がします。
一見正反対に見える志向の音楽を合わせる事で独自性を獲得しているという訳です。


そして、ファンキーな黒さを持っている部分もあります(まあ、AOR自体黒い音楽多いですが)。特に個人的なベストトラックであるM-6「Beverly Kills」はベースがプリップリでファンキー。その他の曲も、シャウトが混じる歌い方や時に飛び出すハーモニーはどことなく黒さがあります。


他にも見るべき曲は、どことなく初期ビーチボーイズやベンチャーズのようなサーフ・ロックっぽいM-2「Bright Lit Blue Skies」、エキセントリックな展開を持ちサイケ・ソウルとか言うべき?なM-3「L'estat (Acc. To The Widow's Maid)」、昔のパンクっぽいノイズと繊細なアルペジオが対比のように聞こえるM-7「Butt-House Blondies」、そしてイントロだけ聴けばマジで洗練されたAORじゃん!っていうM-9「Can't Hear My Eyes」。M-12「Revolution's A Lie」は直線的なベースとささくれたサウンドがワイヤーのようなポスト・パンクを感じさせます。というかアレか、途中で入る狂気じみたノイズは、スーサイドへのオマージュな気がします。


こうして聴くと割と多彩ですが、ふにゃふにゃでヘンテコな音像の曲が続くのでのっぺりした印象を与えなくもないですし、やっぱりこういうのはヘンテコなだけで取っつきにくいのかなとも思う訳ですけど、聴いてみるとメロディアスな曲もけっこうあって、結構僕も聴けるわけですよ。まあ、ほんと変な音楽。
2010年USインディーの奇術師とでもいうべき奴が仕掛ける、サイケAORローファイブルーアイドソウルジャンク…?とか言ってみたりして。


評価:8.0






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