空白依存症

アクセスカウンタ

zoom RSS Wavves - Afraid of Heights (2013年)

<<   作成日時 : 2015/08/22 20:25   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

画像


前述の「Bug」がEPに入っていて本作には入ってないのがなー。うーむ。

2010年頃のローファイでめちゃめちゃキャッチーでポップでチープで、もしくはシューゲイザーの煮浸しに浸したようなあの残響音をたずさえて、いろんなインディー・ロック・バンドがいて、僕はいくつか好きになって、こりゃあ新しい流れが来たんだなって思っていた。アニマル・コレクティヴやギャング・ギャング・ダンスやダーティー・プロジェクターズのような実験的なアクトとは違って、あくまでポップでキャッチー。シンプル。でも(僕が苦手としていた)その前の潮流、ガレージ・ロックンロールやポスト・パンクの流れとは別物。最高だった。いくつかのバンドは「シットゲイザー」とか呼ばれていたっけ?そことはまた別物?


しかしいつの間にか、そんなバンドたちも、どこかメランコリックさを増したり、どことなく暗くなっていく。ザ・ドラムスの2ndも、特にやってることは変わらないように見えるんだけどなんとなくダークでさみしかった。陽性な感覚、夏のビーチに早く行きたいんだっていうようなワクワク感は無く、夏が終わった秋風みたいだった。
このWavvesのボーカルの彼女のバンド、Best Coastも2nd以降は、方法論は特に変わらないのだけどあの(夏のあっつい部屋でゴロゴロするような)倦怠感のあるリバーブ・サウンドは取り払われパワー・ポップ・バンドと化していた。Cloud Nothingsの2ndは初期エモ〜オルタナ的なヒリヒリするようなサウンドだった(3rdは戻ってきてるんだろうか?)。みんな、だらだらすることをやめ、馬鹿であることをやめ、夏の海で青春することをやめたとでもいうのだろうか。


このWavvesのアルバムにも、なんとなく、そんなことが言える。なんとなく、だ。やってることは前作『King of the Beach』と大きく変わっているわけではない。だが、かつて通底にあったごちゃごちゃしたローファイ的な感覚はごく一部の楽曲に凝縮されているだけだし、全体的には歌が前面に出て、歪みはマイルドで、音がかなり整理されている。アコースティック・ギターや鉄琴やシンセの音色がしっかりとアクセントとして備えられ、フランジャーの音も飛び出してりしているが変態感とかローファイ感とかじゃなく、普通に美しく聴けるのだ。

作曲のやり方はたぶんニルヴァーナ意識してるし、かつてはグリーンデイを彷彿とさせ、そして今回はウィーザーのブルーアルバムをよく聴き込んでいたらしく、90年代リバイバルと言えるのだろう(表題曲が特にウィーザーっぽいと思った)、どっちかていうと暗さが「ピンカートン」かなぁ。とも思う。
でも一部の曲だけか?曲自体は単純で、馬鹿やってる要素もかなり残ってるんだけど、何でそう思うんだろうな?


今聴くと割とよくわかるんだけど当時は毒薬のようなポップさが無くなって、のっぺりとしてて、さびしいなぁって思いました。売れるとローファイも卒業しちゃうんだ、彼女のバンドと同じように・・・。って。2013〜2014年に買った数少ない洋楽なのに。ちなみにCloud Nothingsとのスプリットがつい最近出たらしくて最高すぎる組み合わせなんですが、こういうシーンちゃんとこれからもやっていけるんでしょうかね。やっていってほしいです。





テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
Wavves - Afraid of Heights (2013年) 空白依存症/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる